逮捕されたのは大阪 枚方市の医薬品販売会社の代表取締役、北原敬子容疑者(66)と取締役の三牧大祐容疑者(40)です。
捜査関係者によりますと、おととし1月、当時役員を務めていたシンガポールの会社が日本国内での医薬品の販売許可がないのにもかかわらず、千葉県内の客などに抗生物質などの薬、合わせて700錠をおよそ3万円で販売したなどとして医薬品医療機器法違反の疑いが持たれています。
2人はシンガポールの会社のウェブサイトで個人に対する輸出として注文を受け付けていましたが、警察はこの会社には実態がなく実際は国内で受注して台湾の代行業者に発送させた疑いがあるとみているということです。
調べに対し、代表取締役は「弁護士に話してからでないと話せない」と供述し、取締役は「シンガポールの会社が販売しているので日本の法律の適用は受けないと考える」と容疑を否認しているということです。
警察は、他の客にも無許可で薬を販売していたとみて詳しく調べることにしています。