年度途中でさらに拡大する教員不足。子どもの学びに影響が出ている所もある一方、解消に向けた“特効薬”はなく、自治体では頭を悩ませています。
このうち政令指定都市の千葉市を除いた千葉県内の小中学校と高校などでは、ことし5月の時点で定数に対して不足している教員の数は196人でしたが、8月には1.5倍近い290人にまで増えました。
なぜ、年度途中で教員不足が拡大したのか。
千葉県教育委員会によりますと、病気や精神的な面での療養などに加えて、育休や産休を取得する教員が増えていることが大きいといいます。
千葉市を除いた県内の小中学校と高校などではおよそ2万9000人の教員が働いていますが、20代と30代が全体の6割を占めているということです。
さらに近年、男性教諭が育休などを取得するケースが増えていることも理由の1つだといいます。